
子育てグリーン住宅支援事業の活用方法|岡山のリフォーム・リノベーション会社 ギビングアース
岡山市南区福田のリフォーム・リノベーション専門会社「ギビング・アース」(LIXILリフォームショップ ギビング・アース)です。
いつも弊社のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、前回に引き続き「子育てグリーン住宅支援事業」について詳しく解説していきます。実際にどのように活用するのかをご紹介しますので、ぜひご覧ください。
リフォームで活用するには?
リフォームで活用するにはどうすれば良いのか。「子育てグリーン住宅支援事業」のホームページでも詳しく記載しています。
開口部の断熱改修
必須工事である「開口部の断熱改修」の場合、以下のいずれかに該当する断熱改修が対象となります。
・既存窓を利用して複層ガラスなどに交換する場合
・既存窓の内側に内窓を設置する場合
・既存窓を取り除いて新たに窓を設置する場合
・既存のドアを取り除いて新たなドアに交換する場合
なお、交換する内窓や玄関ドアは何でも良いわけではありません。ホームページにも記載されている基準をクリアした窓や玄関ドアを採用する必要があります。
また、上記の断熱改修は開口部の大きさによって1箇所あたりの補助額が異なります。
例えば、1.4m2以上の窓ガラスを交換した場合、1枚あたりの補助額は14,000円ですが、0.1m2以上0.8m2未満の小さな窓ガラスだと1枚あたりの補助額は4,000円です。
躯体の断熱改修
2つ目の必須工事「躯体の断熱改修」の場合、外壁、屋根・天井または床(基礎断熱)の部位ごとに、一定の使用量以上の断熱材(ZEHレベル)を利用する断熱改修を対象とします。
また、対象となる製品はホームページに記載されており、熱伝導率に分けて断熱材の区分もされています。
熱伝導率(ねつでんどうりつ)とは、物質がどれくらい熱を伝えやすいかを示す指標です。熱伝導率が小さければ小さいほど、断熱材の性能は高いといえます。
躯体の断熱改修では、改修後の外壁・間仕切り壁、屋根・天井または床の施工部分ごとにどの種類の断熱材を使用するかによって補助額も変わってきます。
例えば、外壁・間仕切り壁に断熱改修を行った場合、1戸あたりの補助額は169,000円ですが、この補助金を獲得するためには熱伝導率0.034以下をクリアしなければなりません。
熱伝導率をクリアするためにも、設計士による緻密な省エネ計算が必要です。
高性能な断熱材を十分な厚みで施工することでクリアする可能性が高くなりますが、高性能な断熱材はその分価格も高いです。
つまり、予算を考慮しながら断熱材を選ぶ必要があるということです。設計士と綿密な打ち合わせをしながら断熱材の選定を行いましょう。
エコ住宅設備の設置
こちらの必須工事は、先述した開口部と躯体の断熱改修よりも比較的わかりやすい項目です。なぜなら、以下の設備を導入することで補助金対象となる可能性が高いためです。
・太陽熱利用システム
・節水型トイレ
・高断熱浴槽
・高効率給湯器
・節湯水栓
・蓄電池
ただし、どの商品を選んでも良い、というわけではありません。こちらもホームページで細かく基準が設けられており、その基準を満たすものを選ぶ必要があります。
ご自分で選ぶことは難しいでしょう。その場合は、住宅設備のショールームのスタッフに相談したり、リフォーム業者に選定してもらったりすることをおすすめします。
補助金に関して熟知した専門家なので、補助金申請ができる設備を確実に選んでもらえます。
(補足)新築で活用するには?
新築で「子育てグリーン住宅支援事業」を活用するには、省エネ性能の高い家を設計しなければなりません。
省エネ性能の高い家づくりをするためには以下の要素を取り入れることが重要です。
・高性能な断熱材を取り入れる
・断熱性能・遮熱性能に優れたペアガラスやトリプルガラスを採用する
・高効率給湯器(エコキュートやエコジョーズなど)を採用する
・オール電化住宅にする
・消費電力の低いLED照明をつける
・太陽光発電システムを搭載する
・蓄電池を設置する など
上記を取り入れ、断熱等性能等級・一次エネルギー消費量等級の高い家を設計することが求められます。
「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金申請のためには「ZEH水準住宅」「長期優良住宅」「GX志向型住宅」の基準をクリアしなければなりません。
では、どのようにすればクリアするのか。
それは先ほどお伝えした要素をうまく取り入れつつ、設計士による省エネ計算をしてもらいながら省エネ性能の高い家づくりをする必要があります。
省エネ性能の高い家づくりは、どうしても予算が高くなってしまいがちです。そのため、お客様の希望の予算をクリアしつつ、省エネ性能の高い建材や設備を取り入れつつ、取捨選択しながら理想の家を設計するのです。
この作業が比較的時間を要するため、早めに設計士と相談しながら図面を確定させていくことが大切です。
なお、先ほどお伝えした要素は必ず全て取り入れなければならないわけではありません。
オール電化住宅ではなくガスを取り入れた住宅にしたとしても、高効率給湯器を採用したりLED照明を採用すれば基準をクリアする場合もあります。
省エネ性能の高い住宅を作るのには不利なガス式の床暖房を設置したとしても、断熱性能が高ければZEH水準住宅をクリアすることもあるのです。
まとめ
今回は、「子育てグリーン住宅支援事業」で実際にどのように活用すれば良いかを解説しました。
活用するためにも、さまざまな基準をクリアした家づくりをしなければなりません。
補助金申請のためにも、補助金に関してしっかりと把握した業者との連携が重要になってきます。
ギビング・アースでも、補助金に関してしっかりと知識を持つスタッフがおります。ぜひいつでもお気軽にご相談ください。