
その暑さ、家の構造が原因かも?プロが教える夏の暑さの3大原因と対策リフォーム(後編)|岡山のリフォーム・リノベーション会社 ギビングアース
岡山市南区福田のリフォーム・リノベーション専門会社「ギビング・アース」(LIXILリフォームショップ ギビング・アース)です。
いつも弊社のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は前回の続きで「暑い原因」について解説していきます。
原因別!プロが教える湿気・暑さ対策リフォーム
暑さの原因が分かれば、対策は明確です。私たちギビング・アースが推奨する、原因に合わせた効果的な暑さ・湿気対策リフォームをご紹介します。
【窓の対策】熱の最大の侵入口をふさぐ!
最も効果を実感しやすいのが窓のリフォームです。外からの熱を遮断することで、冷房効率が劇的に向上します。
【内窓(二重窓)の設置】
今ある窓の内側にもう一つ窓を設置する方法です。窓と窓の間に生まれる空気層が断熱材の役割を果たし、外の熱が伝わるのを強力に防ぎます。工事が1日で完了することも多く、比較的導入しやすいリフォームです。断熱効果だけでなく、防音や防犯性能が向上するメリットもあります。
【遮熱・断熱ガラスへの交換】
窓枠はそのままに、ガラスだけを高性能なものに交換する方法です。特に「Low-E複層ガラス」は、特殊な金属膜で日射熱をカットしつつ、室内の涼しい空気は逃がしにくい優れもの。日差しは取り込みたいが、暑さは入れたくないというニーズに応えます。
【オーニング・シェードの設置】
家の”外側”で日差しを遮ることも非常に効果的です。すだれやよしずも有効ですが、おしゃれで機能的なオーニング(可動式の日除け)やシェードを設置することで、窓から入る熱を根本からカットできます。使わない時期は収納できるのも魅力です。
【屋根・壁の対策】家全体を”魔法瓶”のように!
家全体をすっぽり断熱材で覆うイメージです。一度上がった室温が下がりにくい、エアコンを切るとすぐ暑くなる、といったお悩みに根本からアプローチします。
【屋根・天井の断熱リフォーム】
2階の暑さに絶大な効果を発揮するのが、屋根や天井裏への断熱材の施工です。屋根から伝わる熱をシャットアウトすることで、2階の室温上昇を劇的に抑えることができます。天井裏に入るだけの簡単な工事から、屋根の葺き替えと同時に行う本格的な工事まで、様々な方法があります。
【外壁の遮熱塗装・断熱リフォーム】
外壁に太陽光を反射する「遮熱塗料」を塗ることで、壁自体の温度上昇を抑え、室内への熱の伝わりを軽減します。外壁の塗り替え時期に合わせて行えば、コストを抑えつつ快適性能をプラスできます。さらに効果を高めたい場合は、外壁材の内側や外側に断熱材を施工する方法もあります。
【湿気・換気の対策】カラッとした快適な空気に入れ替える!
室内の空気をコントロールすることで、体感温度を下げ、心地よい空間を作ります。
【換気システムの見直し・新設】
現在の住宅では標準的な「24時間換気システム」ですが、古い家には設置されていなかったり、性能が十分でなかったりします。熱や湿気がこもった空気を効率的に排出し、新鮮な外気を取り込む換気システムを導入することで、家全体の空気がよどみなく循環し、湿気対策に繋がります。
【調湿機能のある内装材へのリフォーム】
壁紙を、湿度を吸ったり吐いたりしてくれる「調湿建材」に変えるリフォームも人気です。代表的なものに、自然素材の「珪藻土」や「漆喰」、機能性タイルの「エコカラット」などがあります。湿度がコントロールされると、カビやダニの発生を抑制する効果も期待でき、一年を通して快適な室内環境を実現します。
まとめ
この記事では、夏の家の暑さの原因が「窓」「屋根・壁」「湿気」という3つの要素にあること、そしてそれぞれに有効なリフォーム方法があることを解説しました。
- 熱の最大の侵入口は「窓」
- 家全体の蓄熱は「屋根・壁」の断熱性能がカギ
- 不快指数の原因は「湿気」と「換気不足」
暑さ・湿気対策リフォームは、夏の光熱費を削減するだけでなく、冬は暖かい空気を逃がさない「寒さ対策」にも直結します。つまり、一年中快適で省エネな暮らしを実現し、お住まいの資産価値を高める「賢い投資」と言えるのです。
「うちの場合は、どのリフォームが一番効果的なんだろう?」
「費用はどのくらいかかるのかな?」
そんな疑問をお持ちになりましたら、ぜひ一度、私たちギビング・アースにご相談ください。住まいのプロがお客様のお住まいを拝見し、現状の課題とご予算に合わせた最適なリフォームプランをご提案させていただきます。
今年の夏こそ、暑さを我慢する暮らしに終止符を打ち、涼しく快適な毎日を送りましょう。