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開催期間:2025年07月03日

その暑さ、家の構造が原因かも?プロが教える夏の暑さの3大原因と対策リフォーム(前編)|岡山のリフォーム・リノベーション会社 ギビングアース

岡山市南区福田のリフォーム・リノベーション専門会社「ギビング・アース」(LIXILリフォームショップ ギビング・アース)です。

つも弊社のブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今月からは夏本番に向けて「暑さ・湿気対策リフォーム」について解説していきます。今回のテーマは「暑い原因」です。

の中に熱が入ってくる「3つの侵入経路」

そもそも、なぜ家の中は暑くなるのでしょうか。その最大の理由は、外から「熱」が侵入してくるからです。そして、その熱には大きく分けて3つの侵入経路があります。ご自身の家がどの経路から熱の影響を受けているか、想像しながら読み進めてみてください。

1. 窓からの熱(熱の侵入の約7割を占める最大の弱点)

意外に思われるかもしれませんが、夏の住まいに侵入する熱のうち、実に70%以上が「窓」から入ってくると言われています。太陽からのジリジリとした日差し(日射熱)がガラスを透過し、室内の床や壁に当たることで、部屋全体の温度を直接上昇させてしまうのです。

特に、アルミサッシの窓は熱を伝えやすいため、外の暑さがそのまま室内に伝わってしまいます。「窓際に立つと肌が熱く感じる」「西日が差し込む部屋が異常に暑い」といった場合は、窓が暑さの主な原因である可能性が非常に高いでしょう。

2. 屋根・壁からの熱(家全体がフライパンのように)

日中、太陽に熱せられた屋根や外壁は、まるでフライパンのように高温になります。その熱は、時間をかけてじわじわと室内へ伝わってきます(伝導熱)。これが、日差しが落ち着いた夕方以降も家の中がモワっと暑い原因です。

特に、屋根は太陽光を最も直接的に受ける場所。そのため、「2階の部屋が蒸し風呂状態になる」というお悩みは、屋根からの熱が天井を伝わって室内に放出されていることが原因です。断熱性能が低い家ほど、家全体が熱を溜め込み、冷房効率を著しく低下させてしまいます。


3. じめじめした空気(不快指数を上げる「湿気」)

日本の夏の暑さが特に不快なのは、気温の高さに加えて「湿度の高さ」が大きく影響しています。同じ気温でも、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体感温度は一気に上昇します。この「不快指数」を上げる湿気も、立派な暑さの原因です。

古い家では気密性が低く、壁や床の隙間から湿った外気が侵入しやすくなっています。また、室内の換気がうまくいかず、調理や入浴で発生した湿気がこもってしまうことも。カラッとした空気環境は、快適な夏を過ごすための重要な要素なのです。

なたの家はどのタイプ?お住まいの「暑さ原因」セルフチェック

ご自身の家の暑さの原因はどこにあるのでしょうか。以下のリストで、当てはまる項目をチェックしてみてください。

窓際に立つと、肌がジリジリと熱く感じる


□ 西日が差し込む部屋がある

□ カーテンを閉めていても、窓際が暑い

□ 2階の部屋が1階に比べて異常に暑い

□ エアコンを切ると、すぐに部屋の温度が上がってしまう

□ 日中よりも、夕方から夜にかけて家の中が暑く感じる

□ 築20年以上、断熱リフォームをしたことがない

□ 家の中がジメジメしていて、カビ臭いことがある

□ 窓の結露に悩まされることがある(冬場)

□ 換気扇を回しても、空気が入れ替わっている感じがしない

かがでしたか?


上の3つに多くチェックが付いた方は、「窓」が主な原因の可能性が高いです。

真ん中の4つに多くチェックが付いた方は、「屋根・壁」の断熱性能が原因かもしれません。

下の3つに多くチェックが付いた方は、「湿気・換気」に課題がありそうです。

ちろん、これらの原因は複合的に絡み合っていることがほとんどです。


日はここまで!後編では、具体的なリフォームについて解説していきます。