
玄関の防犯リフォームで家族の安心を守る!空き巣に狙われない家づくりのポイント(前編)|岡山のリフォーム・リノベーション会社 ギビングアース
岡山市南区福田のリフォーム・リノベーション専門会社「ギビング・アース」(LIXILリフォームショップ ギビング・アース)です。
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今回は、「玄関」の防犯リフォームについて解説していきます。
玄関の防犯性を高める必要性
警察庁の統計データ(令和4年 犯罪統計)によると、一戸建て住宅への侵入窃盗(空き巣など)で、最も多い侵入経路は「窓」ですが、次いで多いのが玄関などの「表出入口」です。実に、侵入窃盗犯の約3割が、玄関から堂々と侵入しているという事実があります。
なぜ、玄関が狙われやすいのでしょうか。主な侵入の手口を知ることで、対策の重要性が見えてきます。
【空き巣の主な侵入手口】
- 無施錠(鍵のかけ忘れ)
- ピッキング(鍵穴に特殊な工具を差し込み、不正に解錠する手口)
- サムターン回し(針金のような工具を隙間に差し込み、ドアの内側にある鍵のツマミ(サムターン)を直接回して解錠する手口)
- こじ開け(バールなどの工具を使い、ドアとドア枠の隙間に差し込んで、力ずくでドアを破壊する手口)
- ガラス破り(玄関ドアのガラスを割って手や工具を入れて鍵を開ける手口)
上記を見ると、単に「鍵をかける」だけでは万全とは言えないことがお分かりいただけるかと思います。特に、築10年、20年以上経過しているお住まいの場合、現在の防犯基準で見ると脆弱な玄関である可能性は否定できません。
万が一、侵入被害に遭ってしまった場合、金品が盗まれるという金銭的な被害はもちろんですが、それ以上に「自分たちのプライベートな空間に、見知らぬ誰かが侵入した」という精神的なダメージは計り知れません。安心して暮らせるはずの我が家が、怖い場所に感じられてしまうのです。そうした悲しい事態を未然に防ぐために、玄関の防犯性を高めることは、現代の家づくりにおいて非常に重要な課題となっています。
玄関ドアでピッキングされやすい鍵
数ある侵入手口の中でも、特に注意したいのが「ピッキング」です。そして、このピッキングの標的になりやすい鍵が存在します。まずはご自宅の玄関の鍵が、危険なタイプに該当しないかチェックしてみましょう。
【要注意!旧式の「ディスクシリンダーキー」】
ピッキングされやすい鍵の代表格が、「ディスクシリンダーキー」です。
- 特徴1:鍵の側面がギザギザしている
- 特徴2:鍵穴が縦向きで「く」の字の形をしている
このタイプの鍵は、1970年代から2000年頃まで日本の住宅で広く普及していました。そのため、築20年以上経過しているお住まいでは、現在もこのディスクシリンダーキーが使われているケースが少なくありません。
構造が比較的単純で、内部のディスク(円盤状の部品)の数が少ないため、ピッキングの技術が確立されており、熟練した侵入者にとっては解錠が容易であるとされています。現在、大手メーカーではこのタイプの鍵の生産は終了しており、防犯性の低い旧式の鍵であることが広く知られています。
もし、ご自宅の鍵がこの「ギザギザ」で「くの字の鍵穴」のディスクシリンダーキーに当てはまる場合、それは空き巣から見て「侵入しやすい家」と見なされている可能性があります。ご家族の安全のためにも、できるだけ早く、より防犯性の高い鍵へ交換することを強くおすすめします。
今回のコラムはここまで!続きは次回をお待ちください♪