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2025.05.26

【安全持続性能】夏の熱中症対策とは?猛暑を乗り越える方法を紹介(後編)|岡山のリフォーム・リノベーション会社 ギビングアース

岡山市南区福田のリフォーム・リノベーション専門会社「ギビング・アース」(LIXILリフォームショップ ギビング・アース)です。

つも弊社のブログをご覧いただき、ありがとうございます。


回は前回に引き続き、熱中症について安全持続性能に絡めて解説していきます。



家づくりでできる熱中症対策

日々の工夫に加えて、住まいそのものの性能を高めることも、長期的な視点での「安全持続性能」に優れた熱中症対策となります。
これから家を建てる方やリフォームを検討している方は、以下のポイントを意識することで、夏をより快適に過ごせる住環境を実現できます。


  1. 断熱性能の向上と気密化:外気温の影響を受けにくくするためには、壁、屋根、床への十分な断熱材の施工と、高断熱な窓(複層ガラスや樹脂サッシなど)の採用が不可欠です。同時に、建物の隙間を減らす「高気密化」も重要で、これによりエアコンの効率が上がり、少ないエネルギーで室内を快適な温度に保ちやすくなります。高気密高断熱住宅では、計画的な換気システム(24時間換気など)もセットで考えることが大切です。

  2. 日射遮蔽(にっしゃしゃへい)の工夫:夏の室温上昇の大きな原因となるのが、窓から差し込む日射熱です。軒(のき)や庇(ひさし)を深く設ける、窓の外側にシェードやオーニング、よしずやすだれを取り付けるといった工夫で、日射を効果的に遮ることができます。特に、西日が強く当たる窓には対策を重点的に行うと良いでしょう。植栽を窓際に配置して日陰を作るのも効果的です。

  3. 自然風の活用(通風計画):エアコンだけに頼らず、自然の風をうまく取り入れる設計も重要です。風の通り道ができるように窓の配置を工夫したり、高窓や欄間(らんま)を設けて温度差による自然換気(重力換気)を促したりすることで、心地よい室内環境を作ることができます。

  4. 建材・設備の選択:屋根材には、太陽光を反射しやすい明るい色のものや遮熱塗料を塗布したものを選ぶと、屋根からの熱の侵入を軽減できます。また、保水性の高いタイルや打ち水効果のある素材を庭やベランダに使用することも、周辺温度の上昇を抑えるのに役立ちます。

これらの対策は、初期費用がかかる場合もありますが、冷暖房費の削減や一年を通じた快適性の向上にもつながり、長期的に見て大きなメリットをもたらします。
家づくりの計画段階から専門家とよく相談し、地域の気候風土に合った熱中症対策を取り入れましょう。


中症と安全持続性能

家庭内で熱中症にならないためにも、安全持続性能でできる対策があります。


部屋ごとの温度管理をする

部屋ごとに温度計を置き、温度管理をしましょう。温度計を置くことで、部屋の温度が可視化され、自分で管理する習慣も身につきます。


適切な温度調整をする

夏は最高室温28度以下に設定しましょう。熱中症にならないためにも、温度計を見ながら最適な温度を調整するようにすることが望ましいです。

屋ごとの温度差を無くす

部屋ごとに温度差があると、体への負担も大きくなります。
熱中症になる可能性もあるため、温度管理を行いしっかりと温度調整を行いましょう。
部屋間の温度差は5度以内に収めましょう。


まとめ

熱中症対策をすることで、家族が安全に快適に過ごすことができます。年々暑くなる日本の夏を乗り越えるためにも、室内の温度管理は重要です。


安全持続性能は家の中での怪我を予防するだけでなく、熱中症対策も意識した家づくりをすることが大切です。


安全持続性能と熱中症対策を取り入れた家づくり・リノベーションを望む方は、ぜひギビング・アースにご相談ください。


記事を書いた人 大垣 愛
図面・パース作成を担当しております大垣です。図面・パースの分野でお客様の住まいづくりのお手伝いをしていきます。