
【安全持続性能】夏の熱中症対策とは?猛暑を乗り越える方法を紹介(前編)|岡山のリフォーム・リノベーション会社 ギビングアース
岡山市南区福田のリフォーム・リノベーション専門会社「ギビング・アース」(LIXILリフォームショップ ギビング・アース)です。
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今回は熱中症に関して安全持続性能に絡めて解説していきます。
年々暑くなる日本の夏
気象庁のデータを見ても、日本の夏の平均気温は長期的に上昇傾向にあり、猛暑日や熱帯夜の日数も増加しています。この背景には、地球温暖化の進行に加え、都市部ではヒートアイランド現象の影響も指摘されています。
かつては「夏は暑いもの」と捉えられていたかもしれませんが、近年の暑さは私たちの身体が適応できる限界を超えつつあると言っても過言ではありません。日中の屋外活動はもちろんのこと、室内や夜間であっても熱中症のリスクは潜んでいます。
このような過酷な夏の暑さから身を守るためには、場当たり的な対策ではなく、日々の生活の中で無理なく継続できる対策を意識することが重要です。正しい知識を身につけ、適切な予防策を講じることで、厳しい夏を少しでも快適に、そして安全に過ごしましょう。
熱中症とは?
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもってしまう状態のことです。初期にはめまいや立ちくらみ、筋肉痛(こむら返り)などの症状が現れますが、進行すると頭痛、吐き気、倦怠感、さらには意識障害やけいれん、高体温といった重篤な症状を引き起こすこともあり、最悪の場合は命に関わることもあります。
私たちの身体は、通常、汗をかくことで気化熱を利用して体温を下げようとします。しかし、気温や湿度が高すぎると汗が蒸発しにくくなり、体温調節が追いつかなくなります。また、大量に汗をかくと、体内の水分だけでなく塩分(ナトリウムなど)も失われ、体内のバランスが崩れることも熱中症の大きな原因の一つです。
熱中症になるのは屋外だけではない!
「熱中症は炎天下の屋外で起こるもの」というイメージが強いかもしれませんが、実は室内で発症するケースも少なくありません。特に、高齢者や乳幼児、持病のある方は、室内であっても熱中症になりやすい傾向があるため注意が必要です。
室内で熱中症が起こる主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- エアコンの不使用や不適切な使用:「電気代がもったいない」「冷えすぎるのが苦手」といった理由でエアコンの使用を控えたり、適切な温度設定ができていなかったりすると、室温が上昇しやすくなります。
- 風通しの悪さ:窓を閉め切ったままでいると、熱や湿気がこもりやすくなります。
- 気密性の高い住宅:近年の住宅は気密性が高いため、一度室温が上がると自然には下がりにくい構造になっています。
- 就寝中の発汗:寝ている間にも汗をかくため、気づかないうちに脱水状態になっていることがあります。
特に注意したいのが、夜間の熱中症です。日中に建物が蓄えた熱が夜になっても放出されず、室温が下がらないまま就寝すると、睡眠中に熱中症を発症するリスクがあります。
自分自身では気づきにくいため、家族や周囲の人が気を配ることも大切です。
続きは後編でご説明します!